私達が宿泊する旅館は烏丸と三条の真ん中にあります。
祇園から30分ほど歩いて到着したのはいいのですが、これまたピンとくるお店がない。
居 酒屋があっても、会社帰りのサラリーマンたちであふれかえってたり…。いつの間にか四条駅まで来ていて、近くには夏に鴨川納涼床が開催されることでも有名 な鴨川がありました。鴨川沿いにある細道に入ると、そこには居酒屋が並んでいて、これまたどこも人が多い。一軒ずつお店を覗いてみると、少し狭いけれどど こか惹かれる雰囲気のお店に出会いました。
お店に入ると、赤ちゃん連れの外国人と日本人夫婦、若い女性の二人組、ひとりでちびちびと飲んでいるおじ様が二組。
私達と入れ違いで外国人家族が出たので、ちょうど座ることはできました。
店主が私達を見て
「いや〜〜日本人のお客さん見るとほっとするよ」
観 光地 京都。日本人のお客さんより外国人のお客さんの方が来ることが多いらしく、知らない間に自分は外国に移籍したのではないかと感じることもあるらし い…。京都の飲食店も大変ですな〜〜〜。そういえばお土産屋さんや飲食店のお姉さんたちも英語を話していた。こういうところでお店をするならいろんな言語 を話せないと対応できないのでしょう。
歩き疲れて腹ぺこだった私達。
メニューを開いて食べたい物をチョイス。ハンバーグからちょっとしたおつまみ、大分の郷土料理とり天まである。
京都にとり天があるとは!!!!大分県民としてこれは食べなければ!!!!!!!
恐る恐る食べてみると…お、おいしい!!普通においしい!!!結構おいしい!!!
というよりこのお店の料理がどれもおいしい。とり天とは別に和風おろしハンバーグを注文したのですが、これまたおいしいのです。
私の食べっぷりに店主が「白ごはんおかわりいるんやったら言ってね〜」と言ってくれた。ごめんなさいお腹すいてたんです…(汗)
ご飯を食べながら一日のこと、明日のことを話す。
…と、店主が話にはいってきた。
以下 エセ京都弁が混じります。
「お姉さんたち今日はどちらから?」
「私は大分でこっちは東京から来たんですよ〜〜」
「あらあら、そうなん。明日行くところは決めてはりますの?」
「午前中は映画村とかに行って、午後から大阪に行きます!」
「あ、あと錦市場にも!今日の朝行ったんですけどまだほとんどお店が開いてなくて…」
「錦は朝行ってもだめよー!お昼に行くのが一番で!」
朝お腹が空いていたからと行ったのが間違いだったようで…明日はちゃんとお昼頃に行きます…。
会計をしてお店を出る時、店主と奥さんが「おおきに〜」と見送ってくれる。
京都で行ったお店ではどこも「ありがとうございました〜」ではなく「おおきに〜」と見送ってくれていました。京都弁好きにはたまらない!!お店を出るたびにやにやしてたら友達に引かれました。
ながーーーーい一日を終えてやっと宿に到着。お互いクタクタで部屋に入って即布団にごろごろしながらテレビを見る。
…と、眠くなりそうなのでさっさとお風呂に入ってゆっくりすることに。
ご飯も食べた!お風呂にも入った!明日の準備もできた!!!さあ乙女の話をしよう!!!!!!!
………と意気込む友達の横手私はすぴすぴと寝てしまったのでした。