2018年08月25日

夜光虫

あれは夢ではない、と思う。

11歳の夏、祖母がいよいよ悪くなり、それに伴い母親も悪くなり・・・・・・・・・・(汗)

夏休みの間、愛猫と一緒に日出の親戚に預けられていた。

ある夜、皆が寝静まった後、こっそり抜け出して、家の裏手の海を見に行ったことがある。

今となっては、当時の記憶もあやふやだが・・・・・・・・・・・

私は間違いなく夜の海に行き、そしてヒラヒラと怪しく蒼く光る夜光虫を一人、眺めていたのである。

あるが・・・・・・・・・・・・・

深夜に、子供がたった一人で、海を眺めているなんて・・・・・・・・・・・・(大汗)

今考えたら、とても危険で恐ろしいことだよ・・・・・な(汗)(汗)(汗)

多分、子供心に余りある辛い現実から逃れる様に、その時の自分はただただ、夜光虫の美しさに魅せられていたのだと思う。

何故?そんなことを思い出したか?

ゆめタウン一階の喫煙所は、海側に面している。

昨日、扉を開けた瞬間、むっとする暑い空気を含んだ風と、微かな潮の香りに包まれたからだろう。

これだけ暑いのに赤潮が出ないのだな?と。

確か、赤潮が出る時に、夜光虫も出るのではなかったか?と。

このマリーナに面したお気に入りの喫煙所が、今月一杯で廃止になる。

そんな張り紙を、呆然と見ながら、あの夏の夜に思いを馳せたのだった。
posted by kyubu at 18:13| Comment(1) | analog-jimuin | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前に聞きましたその話。とても幻想的です。幻灯機に出てくるような映像が思い浮かばれます。とても夏な絵です。泣きたくなってきます。
Posted by habutakafumi at 2018年09月08日 19:39
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]